終値は3,760円で、出来高はマザーズ首位の195万株と注目度の高さを見せつけました。 同社が発表した2009年の「ペットにかける年間支出調査」によると、犬猫ともに年間支出が2008年よりも20%以上増加しています。一世帯当たりの消費支出が前年同期比1.7%の減少(※1)といわれる不況の中でも、飼い主はペットへの支出を惜しまないようです。
※ 出典:アニコム損保保険「ペットにかける年間平均支出調査」
支出の内訳を見てみると、治療費が犬で52.2%、猫で85.2%増加し、このうち年間5万円以上の出費をした飼い主が17.6%から29.2%と大幅に増えています。人間のような生活習慣病(糖尿病、肥満、アレルギー性皮膚炎など)にかかるペットが増加するとともに、動物医療の高度化によって、治療費の高額化が進んでいるようです。
高額な治療費をカバーするペット保険への出費も、犬で11.3%、猫で18.1%と増えています。
このほか、シャンプー・カット・トリミング、洋服、首輪・リードなどに関する支出も上昇しています。
飼い主からは
- 「トリミングサロンに通う回数が増えた」
- 「手ごろな値段で服が買えるようになったので、ついつい買ってしまいがち」
- 「2頭目の犬を飼ったのでおそろいの服を着せるようになった」
という声が寄せられており、ペットの美容にこだわる飼い主の購買心理が伺えます。
同社の小森伸昭社長は、新聞の取材に対し、「犬や猫の飼育頭数が、既に15歳未満の人口を追い抜いている。ペットは、子どもの役割も果たしている」とペットブームの拡大・継続に自信を見せています。
2009年11月、フランスのリヨン市で開催された世界起業家フォーラムで、京セラの稲盛和夫名誉会長(77歳)が「世界起業家賞」(※2)を日本人で初めて受賞しました。社会貢献事業に注力し、起業家精神を積極的に発信していることが評価されました。
稲盛会長は大学卒業後に、給与の遅配が続いて「いつ潰れてもおかしくない会社」でファインセラミックス(※3)の研究に従事。開発方針をめぐって上司と対立して退社後、一緒に退社した仲間とともに27歳で京セラを創業し、ファインセラミックスの技術で世界的な企業に成長させました。
1984年に電気通信事業が自由化した際にも敏感に反応・即応し、52歳でDDI(現KDDI)を起業しました。通信技術も通信事業の経験もなく、通信網や代理店網もゼロからの構築という「異業種への挑戦」でしたが、国内の長距離電話の低価格化などを実行して全国を網羅する通信ネットワークを確立しました。
現在、KDDIはNTTとともに業界大手企業として知られています。
何でもない現象の中にすばらしいチャンスが潜んでいます。しかし、それは強烈な目的意識を持った人の目にしか映らないものです。目的意識のないうつろな目には、どんな素晴らしいチャンスもみることはありません」
2つの世界的大企業・京セラとDDIを起業し、両社を合わせて約5兆円の企業に躍進させた稲盛会長は、強烈な目的意識がチャンスを見抜けるという成功の秘訣を説いています。
