100年に1度の大不況の中でも、ぐんぐん業績を上げている「元気なビジネス」があります。これまで不況に強いと言われてきた業種は医薬品、食品、鉄道、電力などですが、これ以外にも「新たな芽」が出てきています。各企業の経営努力はもちろんのことですが、不況で締められている財布の紐を思わず緩めてしまう、そんな業種に着目して成功しているのです。
不況下でも着実に売上を伸ばしているのが、フランチャイズ(FC)です。
日本フランチャイズチェーン協会が発表した2008年度の統計調査によると、FCの売上高は20兆8087億円で前年度比2.5%(5049億円)の増加でした。
FCは、フランチャーザーと呼ばれる本部・本部企業がブランド、商品、サービス、流通手段、経営手法などを構築し、それをフランチャージーと呼ばれる加盟店・加盟者に提供してチェーン展開していくビジネスモデルです。
フランチャイジーは開店費や運営費を負担し、売上額や店舗面積に応じたロイヤルティー(上納金)をフランチャイザーに支払います。
FCの業種はコンビニエンスストア、カー用品、ベーカリーショップなどの小売業、ハンバーガーショップ、牛丼店、レストランなどの外食業、学習塾や住宅建築などのサービス業と多岐にわたっています。

流通店舗物件の仲介などを手掛ける「ビジネスゲート」(東京)が発表した
「独立・新規事業・フランチャイズ人気業種ランキング」(※1)によると、
- 1位「結婚相談・サポート」
- 2位「リペア(修理)」
- 3位「ネットショップ」
- 4位「学習塾・スクール」
- 5位「宅配ビジネス」
という結果が出ました。
同社は「資本も限られ、リスクの低減を考える中小企業や個人にとって、店舗を持たずに開業できる『無店舗型』ビジネス、飲食業でも比較的「低投資」で開業できる宅配や弁当屋のフランチャイズビジネスが上位を占める結果となった」と解説しています。

- 結婚相談・サポートビジネス
- リペア
- ネットショップ
- 学習塾・スクール
- 宅配ビジネス
- リサイクル・質屋
- コインランドリー
- 弁当屋
- 居酒屋
- リフォーム・清掃
